多重債務からの脱出方法

もはや慢性化したとしかいいようがなく、さらにはますます深刻化しつつある不況を背景に、多重債務に苦しむ人々が増加の一途をたどっています。

「多重債務」という言葉についてはいろいろな説明の仕方があるのでしょうが、ここではごく一般的に「複数の金融業者から金を借り、容易に返せなくなっている、または返すことが不可能になっている状態」としておきます。

どれくらい増加しているのかということは、たとえば自己破産の申立件数が平成2年には約1万1千件であったものが、平成4年には4万件を超え、平成8年には5万件を突破、平成13年にはなんと16万件を超えたという数字の変化から読み取ることができるでしょう。
また、少々皮肉なことですが、個人の多重債務の整理方法といえば、かつては任意整理自己破産くらいしかなかったものが、近年では、これらに特定調停個人債務者再生といった新たな手段が加わったことからも実感できるのではないかと思います。

通常、債務(借金)を負っている状態から脱出するためには、金を返せばいいわけです。ところが「多重債務」とは、上記のように「容易に返せなくなっている、または返すことができなくなっている状態」ですから、通常の債務のようには行きません。 そこで考えられるのが、

  • 債務の額を減らす
  • 返済の期間を長くしてもらう
  • 自分の持っている財産を処分して返済にあてる
  • 債権者に返済を諦めてもらう(返済しない)

という4つの方法です。

上記のうち、1と2を組み合わせた方法として考えられるのが、任意整理特定調停個人債務者再生です。
3または4の方法として考えられるのが、自己破産です。

疑問点などにつきましては、ご相談ください。